風景 |2016.01.07|

城の鼻の渚

対岸の樹崎神社より城の鼻を望む

対岸の樹崎神社より城の鼻を望む

樹崎神社(秋津)の対岸には、加茂湖で唯一自然のヨシ原が残る場所があります。この辺りは「城の鼻(じょうのはな)」と呼ばれています。突き出すような地形を「鼻」と名付けることが多いですが、まさに湖に細長く伸びた形をしています。

なだらかに水の中へとつながる渚は、小さな生き物の生息環境として重要であり、水の浄化機能ももっています。城の鼻は、田んぼとして使われていましたが、今は耕作放棄されています。

城の鼻の渚に立つと、護岸整備される前の加茂湖がいかに美しかったかを想像できます。この渚の価値を人びとに伝えるための活動にカモケンが取り組んでいます。